ハウツー
曲からギターTAB譜を作る方法
曲から使えるTAB譜を作るのは、ワンクリックで終わる作業ではなくワークフローです。一番早い道筋は、パートを絞り込み、正しい楽器設定を選び、下書きを生成してから仕上げていくことです。
要点: 曲や録音、公開されているメディアリンクを、AIと手動での調整で編集可能なギターTAB譜に変換する実践的なワークフローを紹介します。
変換する前にパートを選びましょう
1曲の中には複数のギター、ボーカル、ドラム、ベース、エフェクト、重なり合ったプロダクションが含まれていることがあります。始める前に、リフ、ソロ、リズムパート、ベースライン、フィンガースタイルアレンジのどれが欲しいのかを決めておきましょう。
この選択によって変換の目標がはっきりします。また、生成された下書きを正しく評価する助けにもなります。リードギターのTAB譜と簡略化されたリズムアレンジでは、出力結果がまったく異なるからです。
できるだけクリーンな音源を使いましょう
クリーンな音声ファイルがあれば、それをアップロードしてください。一番良い音源が公開されているメディアクリップの場合は、リンクを貼り付けてメタデータが読み込まれることを確認しましょう。
メタデータを確認しておくと、楽器設定に時間をかける前に、アプリが音源を正しく認識できているかどうかがわかります。

AI変換の前に楽器を設定しましょう
弦の本数、チューニング、カポの情報は、音符を自分の楽器に正しくマッピングするために役立ちます。ギターの場合は、詳細設定で開始フレットを指定することもできます。生成後は再生して聴きながら、エディタでコード、タイミング、フレットポジションを調整しましょう。
- ソロやメロディラインには、一音一音がはっきり聴き取れる録音を選びましょう。
- コードやリフの場合は、生成された音符とリズムを録音と照らし合わせて確認しましょう。
- ベースの設定で4弦、5弦、6弦のいずれかを選び、必要に応じて詳細設定でチューニングを調整しましょう。
- 変換前にカポと変則チューニングを設定しておきましょう。
エディタでメロディとコードを確認しましょう
変換後は、メロディとコードチェンジを録音と聴き比べてみましょう。短いセクションごとに作業を進め、難しい小節はループ再生しながら、エディタで音符やフレットポジションを修正します。フィンガースタイルのように、同じ小節の中でベース音とメロディが組み合わさっている場合は特に役立ちます。
生成された下書きを編集しましょう
AIによる耳コピはあくまで出発点です。変換後は、再生、ループ、メディア同期、編集ツールを使って、タイミング、ポジション、繰り返しのセクション、表現のディテールを調整していきましょう。
目的は生成された音符をすべて鵜呑みにすることではありません。まっさらな状態から作り始める手間を省き、その分の時間を音楽的な仕上げに充てることです。

エクスポートしてファイルを活かし続けましょう
スクリーンショットとして保存しただけのTAB譜は、運指を一つ変えたいと思った瞬間に行き詰まります。その先の可能性を残しておける形式でエクスポートしましょう。自分や生徒がGuitar Proを使うならGP5、パートをDAWに持っていくならMIDI、印刷用途に限るならPDF、記譜アプリ向けならMusicXMLです。
いずれの場合も、編集可能な元ファイルは必ず残しておきましょう。曲は何度も戻ってきます。弾き直したり、誰かに教えたり、ごまかしていた小節をようやく直したりする時が来ます。半年後、編集可能なファイルなら数秒で答えを出してくれますが、PDFはただそこにあるだけです。
よくある質問
どんな曲からでもTAB譜を作れますか?
多くの曲から下書きを作成できますが、その品質は音源のクリアさ、ミックスの密度、楽器設定、そしてどこまで手直しをするかによって変わります。
曲全体とセクション、どちらを変換する方がよいですか?
通常はセクションごとの方がおすすめです。必要なリフ、ソロ、イントロ、サビから始めて、下書きが使えそうであれば範囲を広げていきましょう。
公開されているメディアリンクを音源として使えますか?
はい。メタデータが読み込まれ、音源がサービスの制限内であれば、メディアワークフローを通じて公開メディアリンクを使用できます。
全体の作業時間はどのくらいかかりますか?
変換自体は数分で完了します。時間がかかるのは仕上げ作業の方で、短いリフならエディタでの調整は5分程度ですが、曲のセクション全体となるとミックスの密度によって20〜30分近くかかることもあります。
そのパートの録音はありますか?
アップロードすると、原曲と1小節ずつ照らし合わせて直せる編集可能なTAB譜の下書きが手に入ります。変換はProプランに含まれます。
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